東京五輪ボクシング競技アジア・オセアニア予選が3日、ヨルダンの首都アンマンで開幕。初日、男子57kg級に出場した堤駿斗(東洋大学)だったが、フィリピン代表のバウティスタ・クラークにまさかのWP(2-3)負けを喫した。新型コロナウィルス発生による大会日程と開催地の変更に加えて、日本からの入国にヨルダン政府が制限をかける可能性が高かったため、渡航日を急きょ前倒すなど日本代表団は他国と比べて最終調整に苦労した可能性は否めない。試合後のメディアミックスゾーンを通過した堤は「厳しいです」と一言残して、悔しさをにじませた。