ブータンの首都ティンプーでは、20日から27日にかけて国内選手権が行われた。幸福度をバロメーターとする独特な政策(国民総幸福量)で異彩を放つこの王国は、近代化の遅れを自他ともに認めているが、ボクシングにおけるこの大会では、エリート、ユース、ジュニア、スクールボーイの全年齢層を競技させた。この情熱が国際大会での成績にはまだ伴ってきていないが、ロンドン五輪で銅メダルを獲得する前年のインドネシア大統領杯では、清水聡(当時・自衛隊体育学校)を破る伏兵がいたりなど、侮れない域までは来ている。
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