開催中の愛媛国体のために拓殖大卒業後、愛媛に移り住んで強化に尽力してきた成年男子フライ級の嶋田亨(愛媛=競技力向上対策本部)は、8日の準決勝で、大会2連覇中の2014年アジア大会銅メダリスト、林田翔太(和歌山=和歌山県庁)にポイント勝ち。9日の決勝戦では北浦龍馬(長崎=東京農業大)と対戦する。嶋田は林だとは兄・太郎氏とも対戦経験が多く、日章学園高校時代の選抜大会では兄も破って優勝したものの、以後は兄に2連敗。その後に不定してきた弟にも2連敗を喫していた。「これで兄弟に1勝2敗。両方にまだ負け越しですけど、愛媛(ここ)で勝てたことが嬉しい」と涙を見せた。余談になるが、林田太郎氏は駒澤大時代、井岡一翔と井上尚弥にそれぞれ1勝2敗だった。
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