[五輪特集]ﾛｼｱへ行けなかった代表

　ソチ冬季五輪を開催中のロシアへ、日本が五輪代表を派遣するのは、今回が初となる。1980年に行われたモスクワ夏季五輪では、政治のこじれによって、日本を含めた旧西側諸国が一斉にボイコット。柔道の山下泰裕を含めた多くの代表が涙を飲んだ。ボクシングでも中村司、木庭浩一、菅藤弘、樋口伸二、荒井幸人、副島保彦の出場が予定されていたが、無念にも「幻の代表」と呼ばれるようになった。その1人、中村さんは現在、群馬県の高校教諭として、県立高崎工業高校でボクシング部の顧問も務めている。

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