関西の少数精鋭ジム、井岡ジムからまたチャンピオンが現れた。井岡ジム第4の男、日本スーパーフライ級王者の石田匠(24)その男である。井岡ジムには珍しく17戦目での挑戦。8月11日、敵地･後楽園ホールで前チャンピオン戸部洋平(27＝三迫)を判定3-0で下した。小学6年から井岡ジムに通い、磨き続けたボクシングセンスは17戦目にして強烈な輝きを放った。
石田の憧れは、目の前で日本のボクシング史を塗り替え続ける元2階級王者井岡一翔(25)だ。井岡の試合前は練習パートナーを務め、井岡イズムを体現してきた。井岡ジム会長の井岡一法氏は「匠はチャンスがあれば別だが日本タイトル、東洋タイトル、そして世界、と着実な道を歩ませる。こんなところで満足してもらったら困る」と日本タイトルはあくまで通過点と語る。
端正なマスクを持つこの男は人気、実力ともに一級品であることを自らの力で証明していく。今回のピックアップボクサーは、井岡ジム第4の男の今を紹介したい。
ﾃﾞﾋﾞｭｰ:2009.2.8
通算戦績:17戦17勝(9KO)
生年月日:1991.11.17
身長:172cm
出身:大阪府堺市
ｽﾀｲﾙ:右ﾎﾞｸｻｰﾌｧｲﾀｰ
得意ﾊﾟﾝﾁ:ｼﾞｬﾌﾞ
憧れのﾎﾞｸｻｰ:井岡弘樹会長
目標:世界ﾁｬﾝﾋﾟｵﾝ
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