WBC世界Sバンタム級王者
西岡 利晃(帝拳)

■西岡利晃DATA
1976年7月25日生まれの35歳。兵庫県加古川市出身。94年2月、JM加古川ジムでプロデビュー。初戦TKO勝利を飾るも、95年2月2戦目で4回KO負けを喫する。95年12月、8戦目の全日本ジュニアフェザー級新人王西軍代表決定戦の北島桃太郎(福岡帝拳)戦で判定負け。その後は10戦9勝(5KO)1分をマーク。98年12月、19戦目の渡辺純一(楠三好)戦は2回KOで日本バンタム級王座を獲得。仲里繁(沖縄W)、岡本泰治(トクホン真闘)を退けV2防衛を果たし王座返上。WBC世界バンタム級王者ウィラポン・ナコンルアン・プロモーション(タイ)4度の挑戦は、西岡のボクシング人生で最大の試練となる。00年6月、兵庫県高砂市総合体育館での初挑戦、王者の壁に跳ね返され12回負傷判定で敗れる。敗戦後、帝拳ジム移籍を表明、再挑戦に備える。01年9月、2度目の対戦は打撃戦となるも三者三様ドロー。02年3月に3度目の対戦が組まれるが、01年年末に西岡はアキレス腱断裂の重症、ウィラポン戦は中止。西岡は1年以上リングから遠ざかる。03年10月、復帰を果たし改めてウィラポンに3度目の挑戦となるが、この試合も三者三様ドロー。翌04年3月、ウィラポン4度目の挑戦も王者のパンチで流血、判定で王座獲得ならず。対ウィラポン戦は4戦2敗2分と厳しい現実を味わう。しかし世界奪取の夢を諦めずスーパーバンタム級に階級を上げ、復帰後は08年4月まで8戦8勝(5KO)を挙げる。

08年9月、WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦、ナパーポン・キャッティサクチョーチャイ(タイ)を大差判定で下し暫定王座奪取。同年12月、正規王者イスラエル・バスケス(メキシコ)が網膜剥離で王座返上、西岡が正規王者に昇格。翌09年1月、パシフィコ横浜でヘナロ・ガルシア(メキシコ)を挑戦者にV1戦、最終12回KOで下し初防衛。同年5月、メキシコ・モンテレーに渡りV2戦。指名試合でジョニー・ゴンザレス(メキシコ)と拳を交え、1回に西岡はダウンを奪われるも、3回に左ストレートでゴンザレスをキャンバスに沈め逆転TKO勝利。この一撃はメキシコで"モンスターレフト"と呼ばれ、未だに語り継がれている。ここから世界王者・西岡の快進撃は始まり、イバン・エルナンデス(メキシコ)、バルウェグ・バンゴヤン(比国)、レンドール・ムンロー(英国)、マウリシオ・ムニョス(アルゼンチン)を退け6度の王座防衛に成功。そして11年10月、日本人世界王者としてラスベガス初進出となるV7戦。元世界2階級制覇王者ラファエル・マルケス(メキシコ)と対峙、西岡は伝家の宝刀"モンスターレフト"を浴びせ判定3-0でマルケスを下し、ラスベガスのリングで「Toshiaki Nishioka」の名を世界に轟かす。世界王座奪取から8戦8勝(5KO)と圧倒的強さを誇る"スピードキング"西岡利晃は、日本を代表する"左の世界王者"として、ビッグネームとの対戦実現に世界中が期待を寄せる!!

■注目試合:
01.9.1 横浜アリーナ ウィラポン・ナコンルアン・プロモーション(タイ)戦
03.10.4 両国国技館 ウィラポン・ナコンルアン・プロモーション(タイ)戦
08.9.15 パシフィコ横浜 ナパーポン・キャットサクチョークチャイ(タイ)戦
10.10.24 両国国技館 レンドール・ムンロー(英国)戦
11.10.2 米国・ラスベガス ラファエル・マルケス(メキシコ)戦
■出世試合:
09.5.23 メキシコ・モンテレイ ジョニー・ゴンザレス(メキシコ)戦
■戦績:46戦39勝(24KO)4敗3分
■獲得タイトル:98.12.29 第58代日本バンタム級王座獲得
08.9.15 WBC世界Sバンタム級暫定王座獲得
08.12.20 第25代WBC級Sバンタム級正規王座へ昇格
■ボクサースタイル:
切れ味鋭い左ストレートは一撃必殺の威力を誇る左ボクサーファイター。世界の強豪達が対戦を望み、日本のボクシングが世界のリングで通用することを拳で証明し続けるカリスマ。
■生年月日:1976.7.25.35歳
■デビュー:1994.12.11
■所属:帝拳ジム
■ニックネーム:スピードキング

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