WBC世界3大タイトル決定!

　来月27日、有明コロシアムにおいて“WBC世界3大タイトルマッチ”の開催が決定した!!開催に伴い12日、都内で発表記者会見が行われた。
　会見には3大タイトルマッチの主役となるWBC世界フライ級王者・亀田興毅(亀田)、OPBF東洋太平洋ミニマム級王者・黒木健孝(ヤマグチ土浦)、WBC女子世界アトム級王者・小関桃(青木)が勢揃い。決戦に向け、3選手がそれぞれが意気込みを語った。

■WBC世界フライ級王座統一戦12回戦
王者・亀田興毅(亀田)VS暫定王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)
興毅「ポンサクレックとは昔から色々と因縁がある。今回の試合に勝って始めて世界王者と言えると思う。本当、決まって嬉しいな!!(ポンサクレックの印象?)17度王座を防衛しているし強いと思う。だけど俺はもっと上を目指しているから勝たないと。このレベルの選手にはシッカリとKOで勝つよ!!KOを狙う。8R〜10Rで仕留めたい」。王座統一戦に向けてKO宣言まで飛び出した興毅は、最後に意気込みを尋ねられ「大毅が7日に王者になった。亀田家に良い風を呼んだ。ここでKOで勝って皆が強いと呼べる王者に、真の王者なります!!」とコメント。最後に「作戦は考えている。ボクシングはゲームですからね!!」とポンサクレック戦は既に準備は万端と言わんばかりの自信を覗かせた。
　果たして興毅はフライ級史上最強と呼ばれたポンサクレックを如何に攻略し、WBC世界フライ級王座を統一出来るのか。亀田興毅“3階級制覇”に向けての戦いが本格始動する!!

興毅 22戦22勝14KO
ポンサクレック 77戦73勝3敗1分39KO

■WBC世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦
王者オーレドン・シッサマーチャイ(タイ)VS東洋同級王者・WBC世界同級3位・黒木健孝(ヤマグチ土浦)
黒木「メチャクチャ嬉しいですね!!強い王者ですが、世界は獲らなきゃ意味が無い。獲って会長に恩返ししたい。喰らい付いてでも頑張ります!!」と念願の世界初挑戦も既に臨戦態勢のコメント。オーレドンの印象を尋ねられ「総合的に安定していてテクニックのある王者。これからはスパー重視となるでしょう。スパーで自分に自身を付けて行きます」と、黒木は王者を評した。
　黒木が挑む王者オーレドンは、イーグル京和(角海老宝石)から世界王座を奪取し、現在4度の王座防衛に成功している33戦無敗の最強王者。黒木はこの最強無敗の世界王者にどう挑むのか注目が集まる所である。“土浦の孫悟空”黒木健孝が、遂に世界のリングで暴れるその瞬間が訪れた!!

王者オーレドン 33戦33勝12KO
黒木 27戦23勝3敗1分15KO

■WBC女子世界アトム級タイトルマッチ10回戦
王者・小関桃(青木)VSWBC世界ライトフライ級4位チン・グンジュ(韓国)
小関「4度目の防衛戦だが回数は気にしない。油断せず。気合は入ってまいす」と4度目の防衛戦も力みは無い様子。再びビックアリーナでの防衛戦について小関は「私はファンを楽しませるボクシングは出来ないが、女子もやるなって観ている人が思い、女子を観る人が増えてくれたらそれで良い。少しでも注目される様に頑張ります!!」と防衛よりも女子ボクシングの注目度アップを狙うとコメント。
　小関が世界王者となり約1年半。女子ボクシングの歩みが小関の世界王座防衛の歩みと言える。“ピンクのサウスポー”小関桃は、4度目の世界王座防衛で女子ボクシング真の象徴として羽ばたく!!

小関 6戦6勝2KO