和毅WBO総会から帰国

　ハンガリーの首都ブダペストで行われているWBO総会に出席していた亀田和毅(亀田)と父、史郎氏が29日、ロンドン経由で帰国した。

「チャンピオンになった実感が湧いてきた」と笑顔を見せた和毅は、WBO会長からも長く防衛を続けて欲しい、と激励され感動したという。

「亀田祭りになるかどうかはわからない」としながらも、年内に初防衛戦を行う予定と話した和毅は、今月12日に会場を訪れ、リング下から観戦した、WBC世界バンタム級王者、山中慎介(帝拳)との統一戦に関して「やりたいがWBCは他団体王者との統一戦には消極的で実現性は低い」と話すに留めた。

　現在は剥奪されている国内プロモーターライセンスの復活を願う亀田史郎氏が、WBOよりプロモーターとして表彰され記念の盾を受賞したという。

　今回の総会ではアメリカの有名プロモーター、ドン・キング氏とも挨拶をしたという和毅は「 28戦全勝という成績を褒めてくれた」とうれしそうに話した。

　9月3日に大毅のIBF世界王座決定戦お控えている亀田家だが「今回は対戦プランを立てて、いつもとは違う大毅を見せる」と話した父、史郎氏は「次は大毅」と笑顔で成田空港をあとにした。