パッキャオVSリオスの会見

　元6階級制覇王者マニー・パッキャオ(34=比)対前WBA世界ライト級王者ブランドン・リオス(27=米)のウェルター級12回戦は11月24日、中国のマカオで行われる。その会見が27日、試合地マカオのベネチアン・マカオ・リゾートで行われた。

　この日は同じ会場でゾウ・シミン(32=中国)のプロ転向2戦目とダブル世界戦が行われることもあり、トップランク社のボブ・アラム・プロモーター、WBOのフランシスコ・バルカルセル会長、HBOのケン・ハーシュマン代表、解説のジョージ・フォアマン(元世界ヘビー級王者)らが会見に出席した。これが2連敗後、11ヵ月半ぶりの試合となるパッキャオは、アジアでの試合ということもあり感慨深そうだった。「リングに戻って来ることができるので嬉しい。マカオはフィリピンに近いので、たくさんのフィリピン人に見てほしい。リオスは打ち合うタイプなので、いい試合になると思う。100パーセントの状態をつくってリングに上がる」と話した。

　一方のリオスも3月にマイク・アルバラード(米)とのWBO世界スーパーライト級王座決定戦で判定負けを喫しており、これが再起戦となる。「心身ともに100パーセントの状態。準備は万端だよ。俺のことをパンチングバッグだなんて言う人もいるけれど、そうじゃないことを証明してみせる。11月24日は俺が勝つ」

　オッズは5対1でパッキャオ有利と出ている。戦績はパッキャオが61戦54勝(38KO)5敗2分。リオスは33戦31勝(23KO)1敗1分。このあと両者は北京、上海、シンガポール、ニューヨーク、ロサンゼルスという順でプレスツアーを予定している。