Sミドル級の大一番

　これが10度目の防衛戦となるビュテは167.7ポンド(約76.0キロ)、地元で返り咲きを狙うフロッチは167.3ポンド(約75.8キロ)で計量をクリア。ともに試合を待つだけとなった。
　世界戦11度目にして初めて相手の地元に乗り込んで戦うビュテは「敵地で戦うハンデは試合が決まった時点で分かっていること。フロッチは強くてタフでアグレッシブだが、私は彼よりもすべての面で優れている」と自信の弁。これに対しフロッチは「ビュテは以前、リブラド・アンドラーデ(メキシコ)にKOされたような試合をゴングとレフェリーによって救われている。彼も完全じゃないということさ。それを私が暴いてみせるよ」と、挑発的なコメントを残した。
　戦績は、32歳のビュテが30戦全勝(24KO)。34歳のフロッチは30戦28勝(20KO)2敗。試合はノッティンガムのキャピタルFMアリーナで行われる。