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[公開練習]2024.3.18

重岡銀次朗! 進化した姿を見せる!

 IBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級王者の重岡銀次朗(24=ワタナベ)が18日、都内の所属ジムで報道陣に練習を公開した。

 2度目の防衛戦に臨む重岡は、3月31日(日)、名古屋国際会議場で開催される「3150FIGHT vol.8」で、同級9位のアルアル・アンダレス(24=比)を迎え撃つ。試合の模様は、ABEMAで全試合無料ライブ配信される。

「バッティングに気を付けたい」
 決戦を2週間後に控えた重岡は「体重もしっかりと落ちて、よく動けている。より足を動かして、自分が得意とするボクシングを伸ばしている。フィジカルトレーニングの効果で、体も強くなった」と仕上がりの良さを強調。コンビを組む町田主計トレーナーも「先週のスパーリングから良くなった。もう一段、進化したと思う」と王座防衛に太鼓判を押した。

 アンダレスの印象を聞かれた重岡は「淡々とパンチを打ちこんでくる」と話し、「頭から突っ込んでくるので、バッティングに気をつけて足を使いながら距離を保ちたい」と、あえてファイトプランを明かした。
フィリピンからスパーリングパートナー
 この試合に向けて、フィリピンからWBOアジアパシフィック・ライトフライ級王者のジェイソン・バイソン(25/写真:左)と、WBA世界ミニマム級14位のジョン・マイケル・ズレタ(28/写真:右)を招聘。スパーリングを重ねてきた。重岡は「最近はアザだらけですよ」と左目下の腫れをさすりながら苦笑いを浮かべたが、充実した練習ができているようだ。今週末までスパーリングを続けて、来週はマスボクシングで調整する。
2ラウンドのスパー
 会見後には、シャドーボクシングを5ラウンドした後に、ズレタと2ラウンドのスパーリングを披露。プレスをかけながら、右ストレートを繰り出すズレタに対し、サウスポー重岡は、足を使いながら距離で外すと、右ボディから右フックをヒット。2回、重岡はステップインからの左ストレートを好打すると、前後の動きを意識して冷静に組み立てた。強弱をつけたコンビネーションが印象的だった。その後は、サンドバッグ打ちとミット打ちで、たっぷりと汗を流した。
「KOしか考えていない」
 昨年4月、IBF世界ミニマム級暫定王者(その後、正規王者に昇格)となってから1年が経つ。「チャンピオンになっても満足していない。もっと追い込まないといけない」とハングリーな気持ちは、これまでと変わらない。「周りに影響を与えられるような立場になったので、意識を高く持ってボクシングに向き合っていきたい」と言葉に力を込めた。

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