激戦! モンブランみきvs樽井捺月!

　日本アトム級挑戦者決定戦が15日、後楽園ホールで開催された「Fighting Bee.28」で行われ、同級1位の樽井捺月(32=山木)と同級3位のモンブランみき(31=一力)が熱戦を繰り広げた。

　今回が、3度目の対決(モンブランみきの1勝1分)。チャンピオン狩野ほのか(29=TEAM10COUNT)へ挑むのはーー。

　初回は樽井が、機動力を活かしたボクシングで先制。2回は、モンブランがプレスをかけてワンツーで反撃。その後は、樽井がリズム感のある攻撃を見せるが、モンブランも手数を増やして対抗。終盤は、モンブランは回転力を活かした連打で押し切った。採点は割れたが、モンブランに軍配が上がった。

　試合後、リングに上がった狩野は、「良い試合で、6ラウンドがあっという間だった。熱い試合を見せてもらった。モンブラン選手、おめでとうございます」と話すと、「昨年3月に対戦して勝っているが、次もしっかりと準備して勝ちます」と返り討ち宣言した。狩野とモンブランは日本王座決定戦で対戦し、その時は狩野が判定勝ちしている。

　それを聞いたモンブランは「1年前に完封負けしてから、リベンジすることだけを考えてやってきた。今日の内容ではまだまだだが、これからもっと練習して必ず勝つ。それまでしっかりとベルトを磨いていてください」と応戦した。

　日本王座挑戦権を獲得したモンブランは「前半はパンチをもらっていないので、流れは悪くないと思った。負けはないなと思ったので、ジャッジが割れた時はドキドキした。勝ててホッとしている。接近戦で手数が出たのが収穫」と試合を振り返った。

　狩野と再び拳を交えるモンブランは、「狩野選手を倒して、チャンピオンになります!」とベルト奪取を誓った。

　一方、接戦を落とした樽井は「いつもより動けたし、ポイントも取っているので、勝ったかなと思ったが…」と唇を噛んだ。