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[立ち話]2024.3.16

三好喜美佳「完全決着をつけて上に行く」

 日本女子フェザー級王者の三好喜美佳(40=川崎新田)は、4月1日(月)、後楽園ホールで開催される「ホープフルファイトvol.42」のセミファイナルにおいて、同級2位の藤原茜(36=ワタナベ)を迎えて3度目の防衛戦に臨む。

 両者は2022年6月に対戦し、結果は引き分け。1年10ヶ月ぶりの再戦に臨む。昨年6月にドイツで世界1位のニーナ・マインケ(30=ドイツ)に判定負けを喫して以来の再起戦だ。復帰するにあたり、三好はいろいろな思いがあったようだ。
「まだ決着がついていない」
 「まだ、藤原選手とは決着がついていないので、ここでしっかりとつけたい」と言うと、「以前からオファーがきているという話は聞いていたが、その時はボクシングを続けるか悩んでいた時期だった。しかし、やっぱりボクシングがしたいと思って受けた」とリマッチに応じた経緯を話した。
晝田瑞希(三迫)とのスパーリングで復帰を決意
 「ニーナ選手に負けたが、相手との駆け引きがすごく楽しかった。戦いながら笑っていた。これ以上楽しいことはあるのかな。この試合以上に楽しくできるのかな」と燃え尽き症候群から、現役を続行するについては、かなり思い悩んだという。

 ジムワークはしていたが、今年1月まで答えは出さなかった。その中でWBO女子世界スーパーフライ級王者の晝田瑞希(三迫)とのスパーリングで刺激を受けたことも、復帰を決意した理由の一つだった。「やられてかなりいっぱいいっぱいでしたが、楽しめた部分もあった」。
2022年6月に対戦
 三好は「藤原選手のトレーナーさんが変わったと聞いているが、そこまで大幅にスタイルは変わらないのでは。相手どうこうより、自分がどうしたいかを意識していきたい。手数を出しつつ、強いパンチを打っていきたい」と語った。
「テーマは完全決着」
 「目指すのは完全決着。流れの中でチャンスが来たら仕留めに行く。ここを勝って行けるところまで行きたい」と、三好は言葉に力を込めた。

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