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[発表会見]2024.1.25

亀田和毅! 負けたら引退

 亀田プロモーションは25日、都内で記者会見を開き、元世界2階級制覇王者の亀田和毅(32=TMK)の次戦を発表した。

 和毅は、3月31日(日)に名古屋国際会議場で開催される「株式会社トップpresents 3150 FIGHT vol.8」のメインイベントで、IBF(国際ボクシング連盟)フェザー級2位のレラト・ドラミニ(29=南アフリカ)との再戦に臨む。

 両者は、昨年10月にIBF世界フェザー級2位決定戦で対戦し、ドラミニが判定勝ちしている。会見に臨んだ和毅は「同じ相手に続けて負けたら、世界なんて無理。次の試合で負けるようなことがあれば、引退する」と進退をかける決意を示した。
試合後すぐに再戦を熱望
 ドラミニとの試合後、和毅はすぐに再戦を熱望。しかし、亀田興毅ファウンダーは「あのような試合をするなら、もう辞めた方がいいのではないか」と引退勧告したことを明かすと、「大毅(次男で現KWORLD3ジム会長)も、もう辞めておけと。『昔からスタイルが変わっていないし、変わることもない。ここまで良い結果を残せたし、2階級制覇したことは誇らしい。第二の人生に進みなさい』と厳しい言葉をかけていた」と語った。

父・亀田史郎氏とコンビを結成

 それでも和毅の決意は固く、再戦に向けて動いた。父・史郎トレーナーを含めて4人で話し合う中、「和毅に足りないのは、メンタル。技術は素晴らしいものを持っているが、力を出し切れない。親父なら心を鬼にしてくれる。精神的な柱となってくれないか」(興毅ファウンダー)。昨年10月から史郎氏が和毅のトレーナーを務めることになり、トレーニングを重ねている。
「倒してリベンジする」
 和毅は「あんな試合をしてしまい、自分もお客さんも納得していない。次は勝っても負けてもKO。初回からエンジンをかけていく」とKO決着を約束した。米国からスパーリングパートナーを招聘し、実戦練習を重ねている。
昨年10月に対戦
 前回に続き、和毅の試合がメインイベントとして行われる。興毅ファウンダーは「興行を続けていく上で、注目度や視聴数が大きく影響してくる。その中でやはり亀田和毅というコンテンツは面白い。前回の興行で、過去最高の視聴数を叩き出した。再戦という形で面白いものを届けることができると思い実現させた」と、メインに置いた理由を説明した。
「今度は明確に勝つ」ドラミニ
 現地時間、早朝5時に南アフリカからリモート会見に臨んだドラミニは「リターンマッチが決まって、すごくエキサイトしている。また、日本で素晴らしい試合ができることを楽しみにしている」と再戦への気持ちを高めた。

 現在、IBF2位のドラミニは、王者のルイス・アルベルト・ロペス(30=メキシコ)対同級1位の阿部麗也(30=KG大和)の勝者への挑戦に最も近い位置にいるため、和毅とのリマッチはメリットが少ないように思えるが、「自分はアクティブに試合をしたいし、前回の試合は2-1だったので、次はもっと明確な形で勝ちたい」とオファーを受けた理由を明かした。
3月31日(日)名古屋国際会議場
 和毅が勝てば世界ランキングも上がり、再び世界への道が開けるが「まずは3月31日の試合に勝つこと。先のことは考えられない」とドラミニ撃破に全力を注ぐ。

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