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[内覧会]2022.2.11

堺春木ジムが頂点を目指す!

 元旦にプロ加盟した堺春木ボクシングジム(春木博志会長)が11日、内覧会を行った。当初は、ゲストを呼んでパーティーを開催する予定だったが、コロナ感染拡大を受けて内覧会に変更した。

 同ジムに所属する前WBO(世界ボクシング機構)女子スーパーフライ級王者の奥田朋子(38)と、日本スーパーバンタム級16位の河村真吾(31)に電話取材で話を聞いた。

堺春木ジム
住所:大阪府堺市西区津久野町1-1-1
最寄り駅:JR津久野駅徒歩1本
営業時間:平日:13:00〜22:00、土曜:12:00〜20:00、日曜日:11:00〜18:00
電話番号:072-355-8083
 以前は本屋だったというジムは、3フロアある。1階にはサンドバッグ3基やランニングマシンが置かれていて、2階には上がるとリングとサンドバッグ6基、ウォーターバッグ1基。3階にはヨガやピラティスができる多目的ホールと、充実した設備となっている。さらに奥田がこれまで獲得してきたベルトや写真が飾られている。

 津久野駅改札を出てすぐの場所にあり、「ガラス張りになっているので見学に来る人が多く、会員さんも増えているみたいです」(奥田)

 昨年12月から練習しているという奥田は「一度チャンピオンになったが、陥落したところで新ジムでやることになったので、再チャレンジの気持ち。会長と河村君とここで新たな歴史を作っていきたい。今年は日本だけではなく、海外でも活躍していきたい。ボクシングをやる前は柔道をしていて、大学生の時にラスベガスで試合をしたが、今度はボクシングの試合でラスベガスにいきたい」と意欲を示した。
 河村は「ずっと春木会長に教えてもらっていて、これまでも変わらないが、一緒にやってきたジムメイトがいないことに少し寂しさを感じる。ただ、そういった状況でも自分がどれだけ頑張れるかだと思っている」と前向きだ。

 現在、日本16位の河村だが約4年間、勝ち星から遠ざかっている。「このままでは諦めることができない。単に勝ちに徹するだけではなく、倒しに行くボクシングを心掛ける。今は新人王を獲った時(2013年)のようなギラギラした気持ちになっている。0からのスタート」と気持ちを新たに復活を目指す。
チャレンジしていく!
 春木会長は「一度はあきらめたこの業界でしたが、もう一度『自分らしく、残りの人生を生きるには』と考え、このたびラストステージとして「堺春木ボクシングジム」開設に至りました。地域貢献・青少年育成を含め、社会に役立てる活動をしてまいります。また、選手では前WBO女子スーパーフライ級チャンピオンの奥田朋子、元日本スーパーバンタム級3位の河村真吾が移籍してきました。これからもチャレンジ精神を忘れず、活動してまいりますので、よろしくお願い致します」と決意を示した。

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