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[電話取材]2021.4.21

白熱の日本ユース王座戦!

 日本ユース・ミニマム級タイトルマッチ、王者の石澤開(24=M・T)対挑戦者の高田勇仁(22=ライオンズ)が21日、後楽園ホールで開催された「ダイナミックグローブ」のセミファイナルで行われた。
 激戦が予想された一戦、勝利の手が上がったのは――。

判定勝ちでV1に成功
 序盤は、挑戦者の高田が左を軸にテンポの良い攻撃を繰り広げて先手を奪った。石澤は頭を振りながらブロックするが、手数が少なくペースを奪えず。それでもプレスをかけてワンツーで顔を弾くと、失速した高田に襲いかかりポイントを稼いだ。キャリア初の判定勝ちとなったものの、石澤が日本ユース王座初防衛に成功した。
「今日の出来は60〜70点」
 試合後に電話に出た石澤は「相手はタフだったが、トレーナーとのミット打ちでやっていたことを出せれば倒せたと思う。スパーリングでは、ダウンを奪えていたパンチが試合になると力んでしまいジャストミートしなかった」と試合を振り返った。
「攻防一体のスタイルを極める」
 4ラウンドに右拳を痛めたことを明かした石澤だが「今日は途中からポイントアウトしようと切り替えた。無理に倒しにいかず、チャンスがあればKOを狙おうと思った。これまではそのような考えがなかったので切り替えることができたのは収穫だった」と手応えも口にした。
 現在、日本ランキング2位につけている石澤は「一番、現実的な路線だと思う。」と日本タイトルに狙いを定める。
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