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[立ち話]2021.3.31

前田稔輝「テクニックで勝つ!」

 日本フェザー級17位の前田稔輝(24=グリーンツダ)は、4月11日(日)にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催される「CRASH BOXING.22」フェザー級8回戦で同級21位の藤田裕史(31=井岡)と対戦する。
 昨年は2試合に出場し、いずれもKO勝ちで存在感を大いにアピールした。7戦目で初のサウスポーと対戦する前田に話を聞いた。
昨年は2試合連続KO勝利
 前田は「コロナで何試合できるかわからない状況の中で、昨年は2試合ともインパクトのある勝ち方ができた。狙って打つのではなく、自然とパンチが出るように反復練習している」と2020年を振り返ると、「今年はさらに内容が求められる。今回も良い内容で勝てるように準備している」と意気込んだ。
「試される試合になる」
 「今回の相手は変則タイプだが、チャンピオンを目指す上でクリアしていかないといけない。今回も試される試合になると思う」と気を引き締めた。
「フェザー級でトップに立つ」
 前田が、主戦場としているフェザー級は、2月に丸田陽七太(23=森岡)が新王者に就いた。前田は「結果を知って映像を見たが、刺激を受けたし火がついた。自分が目指している場所まで、険しい道のりだが、頂点に立った時は価値のある栄光だと思う。できればフェザー級でトップに立ちたい」と思いを口にした。
「2021年もKOで勝つ」
 前田には、島田信行チーフ・アドバイザーと父・忠孝さんの2人がミットを持っている。小学生から大学まで日本拳法をしていた前田は、父から指導を受けていて大学2年時に全日本学生拳法選手権で優勝。ジムに入門した時から父もトレーナーとして入った経緯がある。「島田先生からは体の使い方などを細かく教えてもらい、父とは基本的な動きの確認をしている」。
サウスポー対策は万全!
 「次は初めてのサウスポーとの試合。一発で倒せるような相手ではないので、先を読みながらテクニックを見せて勝ちたい」と、次戦への抱負を語った。
 同門で前日本ユース・フェザー級王者の下町俊貴(24)とのスパーリングを重ねてスキルアップを図っている。

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