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[予備検診]2019.12.29

リーチ差なんと12cm!

 WBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級タイトルマッチの予備検診が29日に都内のジムで行われ、王者の井岡一翔(30=Reason大貴)と同級1位のジェイビエール・シントロン(24=プエルトリコ)が会場に姿を現した。検診の結果、シントロンが身長で5.5p、リーチが12p上回ったことが判明した。
 試合は大晦日に東京・大田区総合体育館で行われ、試合の模様は当日午後6時からTBSで全国生中継される。
数字は関係ない
 体格で大きな差が出た形となったが井岡は「相手の方が身長もリーチも上回っていることはわかっていたことなので特に気にならない。試合に向けて準備しているので、数字を見て思うことはない」と意に介さず。続けて「階級が上の選手や身長が高い選手とスパーリングをしてきたので問題ない。久しぶりのサウスポーとの対戦なので左対策に重点を置いてきた。普通に戦ったら自然と結果は出てくる」と自信を示した。
 スーパーフライ級に転向し、これが4戦目だが「感覚的に合ってきている。明日の計量に向けて気持ちも体も作れている」とコンディションの良さを強調した。
体重もまったく問題ない
 一方のシントロンも「お互いにキャリアがあるので数字は関係ない」と体格面での有利さを否定。さらに「私のトレーナー(元WBO世界ミニマム級、ライトフライ級王者のイバン・カルデロン)は身長が低いのにこんなに偉大なチャンピオンじゃないか」と笑顔を見せた。
 2012年ロンドン五輪出場した際、"幸運の印"として記念にもらった純金のネックレスをつけて検診したシントロンは2日後の大一番での必勝を誓った。
検診結果
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
王者:井岡一翔(Reason大貴)
身長:164.2cm
頸周:35.5cm
胸囲:91.0cm
リーチ:167.0cm
血圧:134/84mm/Hg
脈拍:72/min
体温:36.6℃
明日は前日計量
挑戦者:ジェイビエール・シントロン(24=プエルトリコ)
身長:169.7cm
頸周:36.0cm
胸囲:90.0cm
リーチ:179.0cm
血圧:123/77mm/Hg
脈拍:67/min
体温:36.6℃

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