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[ニュース]2019.8.8

堀川謙一が世界チャンプと公開スパー

 日本ライトフライ級王者の堀川謙一(三迫)が8日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」でWBC(世界ボクシング評議会)同級王者の拳四朗(BMB)と2ラウンドの公開スパーリングを行った。堀川はこの日のセミファイナルで、同級7位の大保龍斗(横浜さくら)を迎えて2度目の防衛戦を予定していたが、大保が体調不良により前日計量を失格し、試合は中止となった。
技術戦で会場を盛り上げた
 「昨日の今日のスパーで突然過ぎ」と話す拳四朗に対し、昨日の計量をリミットでパスした堀川は、スピードのある出入りで世界チャンピオンを翻弄するが、かつて堀川から日本王座を奪った拳四朗も次第にギアを上げ、2回にはジャブで捉え、堀川の腰を右ストレートで落とす場面があった。
中止を謝罪した堀川
 スパー終了後、堀川は会場のファンに向け「チケットを購入してくれた方を裏切る結果になってしまい、申し訳ありません」と詫び、昨今の体調不良による試合中止が多いことに「ボクサーは責任を持ってリングに上がらないといけない」と苦言を呈した。
 続けてWBCとIBFで5位にランクされる堀川は、「拳四朗選手のようにならないとボクシングを続けている意味はない」と、39歳にしてさらなる努力を誓った。
拳四朗は防衛を報告
 また、7月12日に地元関西で指名挑戦者のジョナサン・タコニン(比国)を4回TKOで退けた拳四朗は、リング上で6度目の防衛成功を報告し、「まだまだ成長できると思っているので、これからも記録更新を目指し防衛を続けたい。試合会場に足を運んでください」と笑顔でアピールした。

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