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[予備検診]2019.6.17

井岡一翔「リーチ差6.3pも問題なし」

 WBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級王座決定戦を2日後に控えた同級2位の井岡一翔(30=Reason大貴)が17日、都内のジムで拳を交える同級1位のアストン・パリクテ(27=比)と予備検診に臨んだ。検診の結果、パリクテの方がリーチで6.3p上回っていることが判明。しかし、井岡は「体格の差は気にならない」と意に返さなかった。
 試合は19日(水)に千葉・幕張メッセイベントホールで行われ、当日午後9時よりTBSで生中継、動画配信サービス「Paravi」でライブ配信される。
数字で戦うわけではない
 173pと公表されていたパリクテの身長が169.5pと測定された。身長、リーチはパリクテが上だが、胸囲は井岡が5p上回った。井岡は、「米国で自分より大きな相手とスパーリングをしてきたので問題ない。この試合のために準備してきたプランを遂行すれば結果はついてくる」と勝利を確信。「リップサービスでなくて、これまでで一番良い状態」と万全を強調した。
時折笑顔を見せた
 スーパーフライ級転向3戦目となる井岡だが、顔色も良く仕上がりも順調そうだ。会見の最後に「自分のためより、期待してもらってる人たちに『井岡はすごい』と思ってもらえる、恩返しをする試合を見せたい」と4階級制覇への決意を口にし会場を後にした。
体格の差を活かす
 一方、体格のアドバンテージがあるパリクテは、「リーチ差があるので長く距離を取ることができる。接近戦になっても勝てる自信がある」。「KOでも判定でも私が勝利する」と自信たっぷりだった。
滞りなく行われた
■検診結果
WBO世界スーパーフライ級王座決定戦
同級1位:アストン・パリクテ(フィリピン)
身長:169.5cm
頸周:36.0cm
胸囲:84.5cm
リーチ:175.5cm
血圧:126/55mm/Hg
脈拍:81/min
体温:36.4℃

同級2位:井岡一翔(Reason大貴)
身長:165.4cm
頸周:36.5cm
胸囲:89.5cm
リーチ:169.2cm
血圧:129/75mm/Hg
脈拍:93/min
体温:36.9℃
 

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