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[現地レポート]2019.6.4

田中恒成がフィリピン合宿をスタート

 WBO世界フライ級王者の田中恒成(畑中)が2日から11日間の予定で、フィリピン・マニラ市内で強化合宿を行なっている。田中は8月24日(土)に名古屋市内の武田テバオーシャンアリーナで開催される「SOUL FGHTING」のメインイベントで、同級1位のジョナサン・ゴンザレス(プエルトリコ)を迎え2度目の防衛戦を控えている。今回は灼熱のフィリピン合宿に同行しレポートする。
 
ハードなメニューで追い込む
 練習初日の6月3日は、早朝8時から40分のロードワーク。午後からフィリピンマニラ市内のエロルデジムでジムワークを開始した。気温34度、湿度80%を超した中でしっかりと大粒の汗を流し、シャドー、ミット、バック打ちを2時間かけ軽快にこなした。「暑さがヤバイです。疲れが日本の1.5倍はあります」と練習後のコメント。
東洋太平洋王者と白熱のスパーリング
 今回の合宿では、11日間の練習期間で東洋太平洋ライトフライ級王者でサウスポーのエドワード・ヘノ(フィリピン)や同じくサウスポーのフィリピンランカーを相手に2日に1回、4ラウンドのスパーリングを敢行。次戦のサウスポー対策を徹底して行う。さらに同行している田中の兄で2020東京オリンピック出場を目指す亮明(りょうめい)氏(中京学院中京高校教員)との充実したメニューが用意されている。
ジム内は湿度80%超え
 日本の夏を上回る湿度の中、ハングリーなフィリピンボクサーたちの羨望と嫉妬が入り混じった視線を浴び、父でトレーナーの斉氏の作成したメニューを消化した田中。さらに上を目指し、順調にフィリピン合宿初日を終えた。
エロルデジムの前で

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