石井、ライト級新王者に!

　15日、後楽園ホールで行われたチャンピオンカーニバル日本ライト級王座決定戦は、同級1位・中森宏(平仲)VS同級2位・石井一太郎(横浜光)のハードパンチャー同士の対決で争われた。試合は2Rに石井が左フックで中森からダウンを奪い、立ち上がった中森に石井がコンパクトにパンチをまとめた所でレフェリーが試合をストップ。石井が2R46秒TKOで中森を下し、第53代日本ライト級王座を獲得した。石井は去年4月に前チャンピオン長嶋建吾(18古河)に挑戦し惜敗。今回、2度目の挑戦で悲願のタイトル奪取となった。
　試合後に石井は「明日は無いと思い今日まで集中してきた。中森選手は構えた瞬間に強いと思ったし実際強かった。当たったもん勝ちの試合でした。勝てて本当に嬉しい」と喜びを語った。また一昨年のタイ修行時代に知り合ったタイの英雄、元WBC世界バンタム級王者ウィラポン・ナコンルアンプロモーションも石井に応援に駆けつけ、試合直前まで控え室で石井にジョークを聞かせリラックスさせていた。ウィラポンは「石井は序盤のボディ打ちが良かった。だから最後の左フックでダウンを奪えた」と石井とともに勝利を喜んでいた。