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[公開練習]2018.4.2

村田諒太の左に注目せよ!

 WBA(世界ボクシング協会)ミドル級王者の村田諒太(31=帝拳)が2日、都内の所属ジムで練習を公開した。村田は15日に横浜アリーナで同級6位のエマヌエール・ブランダムラ(38=伊)を相手に初防衛戦に臨む。決戦まで2週間を切った村田は「勝ち方が求められる試合になるが、初回から圧倒してやろうとは思わない」と語った。その真意とは――。 試合の模様は当日、フジテレビ系列で全国生中継される。
楽しみよりも緊張感が大きい
 練習前の会見で村田は「欲が出て相手を圧倒しようとすると、自分の距離を崩して無駄にスタミナを浪費してしまうので、今回は冷静に戦うことがテーマ」とメンタルをコントロールすれば自然と結果がついてくると話した。
気持ちを抑えて戦う
 拳を交えるブランダムラを「被せてくる右と返しのジャブが得意なので、それで顔を弾かれるのが嫌なパターン」と警戒したが、「フットワークが大きい分、スタミナが切れるのは早いはず。距離を保ちながらプレッシャーをかけていきたい。パワーとタフネスは自分の方が上だと思う」と自信を示した。
スパーは今日で170ラウンドを消化
 5戦目で対戦したアドリアン・ルナ(28=メキシコ)との2ラウンドのスパーリングでは、力強いジャブで下がらせると、相手の左右フックもガードでブロック。右フックに合わせたカウンターの左フックを決めると報道陣はどよめいた。2ラウンドになると、右ストレートをボディに叩き込むとコーナーに詰めて連打で攻勢。元メキシコミドル級王者を相手に終始優勢に進めた。
キレ味抜群の右!
 その後のミット打ちでは右ストレートから左ボディの反復練習に時間を費やし、サンドバッグ、シャドーボクシングでたっぷり汗を流した。
コンディションは絶好調
 公開練習が試合前に一番緊張する日と語った村田は、「自分の距離を保って落ち着いてできたのが一番。皆さん(報道陣)がいる前で心の調整をできたのが良かった。気持ちが前に出すぎて中に入りすぎてしまった前回の試合(対アッサン・エンダム戦)の反省を踏まえて試合に臨みたい」と手応えを感じていた。

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