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[前日計量]2018.2.25

明日のアンダーカードは生き残りを懸けた一戦

 明日26日(月)に後楽園ホールで開催される「DANGAN207」のアンダーカードでは、再起を図る日本バンタム級3位の齊藤裕太(30=花形)と日本スーパーフライ級12位の田之岡条(24=小熊)が出場。齊藤は日本スーパーバンタム級4位の岡本ナオヤ(30=東拳)とスーパーバンタム級8回戦を、田之岡はノーランカーの渡辺健一(31=ドリーム)とバンタム級8回戦で激突する。その前日計量が都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、リミット内で一発クリアした4選手がそれぞれの想いを語った。
齊藤は次に負けたら引退を覚悟
 昨年8月に前王者の赤穂亮(横浜光)が持つ日本バンタム級王座に挑み、あと一歩のところで力負けした齊藤は、次に負けたら引退と覚悟を決め半年ぶりに再起する。岡本を「僕と同じく決して上手くはないが、気持ちのある選手だけに侮れない」と評価した上で、「これまで戦ってきた相手が違う」とキッパリ。赤穂が返上した王座を1位と2位が争い、明日の結果次第では齊藤が指名挑戦権を得るだけに、「何がなんでも勝つ。日本王座しか見えていない」と闘志をたぎらせた。
 一方、10月の前戦で日本・東洋太平洋ランカーの渡部大介(ワタナベ)を衝撃の初回KOで破り一気に上位ランクへと躍り出た岡本は、前回の勢いそのままのに「バチバチに殴り合って見せる。最後に立っているのは自分」と気を吐き必勝を誓った。
再出発の田之岡とランク奪取を狙う渡辺
 また、昨年8月の日本ユース初代スーパーフライ級王座決定戦で、山下賢哉(白井・具志堅スポーツ)に初回KOの屈辱を味わった田之岡も齊藤と同じく半年ぶりに再起する。同じリングのメインに山下が出場するだけに意識せずにはいられないが、「ランキングは3位から12位にまで落ちたが、自分を見つめ直す良い時間になった。明日は自分なりに考えてやってきたことを見せることができれば」と再出発を誓った。
 対し、ランク奪取のチャンスとなる渡辺は攻撃力に自信を示し、「とにかく自分の持っている力をすべて出すだけ。倒すイメージを持ってリングに上がる」と意気込んだ。
 再浮上を図る齊藤と田之岡、それを阻み躍進を狙う岡本と渡辺。生き残るは果たして――。

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