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[試合後談話]2017.12.3

3人の世界挑戦経験者が競演!

 4試合で5本のアジア王座のベルトが懸かった六島プロモーション主催の「5大タイトルマッチ」が3日、エディオンアリーナ大阪で開催された。世界挑戦経験者が3人登場したこの日のリングに注目が集まった。メインはミドル級の東洋太平洋とWBOアジアパシフィックのダブルタイトルマッチ。アンダーカードも充実。現在、軽量級で随一の人気を誇るスーパーフライ級WBOアジアパシフィックタイトルマッチに向井寛史(六島)が登場。昨年と同じカード、タイのインタノン・シッチャモアン(タイ)と同じ王座をかけて再戦した。向井と同門の坂本真宏はフライ級でWBOアジアパシフィック王座を目指した。フィリピン出身のマーク・ジョン・ヤップ(六島)には、高野誠三(真正)が挑んだ。
坂本真宏(六島)!初戴冠
 1年越し、2度目のタイトル挑戦で初戴冠を果たしたWBOアジアパシフィック・フライ級新チャンピオンの坂本真宏は「昨年は12ラウンド戦うことばかり考え過ぎてしまってダメでしたが、今回は経験が生きたと思います。周りの方に本当に感謝です。ありがとうございました」と3ラウンドで世界挑戦の経験者でタイの実力者、クワンタイ・シスモーゼンを退けた大一番を振り返った。
向井寛史(六島)!返り咲き
WBOアジアパシフィックスーパーフライ級王座返り咲きを果たした向井寛史は「去年2ラウンドで倒してる相手ですし、坂本が、3ラウンドで終わらせてしまって、アップもそこそこにリングに立って緊張しました。とりあえず勝てたので、来年は日本タイトルを狙いたいです」と早くも2018年の抱負を語った。
マーク・ジョン・ヤップ(六島)!V3達成
 東洋太平洋バンタム級王座3度目の防衛に成功したヤップは「今日の相手、コウノはわたしのことを良く勉強して、フックを振ってきた。今日は正直、ラッキーで勝てたと思う。来年、世界チャンピオンになるために頑張ります」とさらなる高みを目指すとした。
秋山泰幸(ワタナベ)ミドル級 新統一アジア王者
 アジア圏内随一の安定王者に黒星を付けた秋山泰幸は「勝ったから言うわけじゃないけど、計量の時に倒せると思いました。1ラウンド目に良い左をもらって、セコンドに帰ってから、何しに来たんだ、って言われて目が覚めました。本当に勝ててよかったです。明日気持ち良い朝を迎えられます」と太尊康輝戦を振り返った。2017年の師走、ミドル級に東洋太平洋・WBOアジアパシフィック統一新チャンピオンが誕生した。

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