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[海外ニュース]2017.11.30

「12月9日に焦点」

 WBO(世界ボクシング機構)スーパーフェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(29=ウクライナ/米)は12月9日(日本時間10日)、米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)のサブアリーナ、ザ・シアターで2階級下のWBA(世界ボクシング協会)スーパーバンタム級スーパー王者ギジェルモ・リゴンドー(37=キューバ/米)の挑戦を受ける。元五輪連覇同士のスーパー・テクニシャン対決として注目を集めている試合を前に、ロマチェンコは「先のことを考えることは好まない。いまは12月9日に焦点を合わせている」と話している。

ワシル・ロマチェンコ
 08年北京五輪フェザー級と12年ロンドン五輪ライト級で金メダルを獲得したロマチェンコが397戦396勝1敗、2000シドニー五輪と04年アテネ五輪バンタム級連覇者のリゴンドーが475戦463勝12敗。ともに諸説あるものの驚異的なアマチュア戦績と実績を残していることに違いはない。加えてプロでは2階級制覇を果たしているロマチェンコが10戦9勝(7KO)1敗、スーパーバンタム級王座を通算10度防衛中のリゴンドーが18戦17勝(11KO)1無効試合と高い勝率を誇る。ふたりともパウンド・フォー・パウンドの上位常連だ。先輩格のレジェンド、リゴンドーが「ロマチェンコの化けの皮を剥がしてみせる」と意気込んでいるのに対し、ロマチェンコは「直近の試合を見ると、彼は足をつかって距離を保ちながらパンチを打つので、積極的とは感じられなかった。いまはあらゆるパンチに磨きをかけている。試合では私が完全であることを証明したい」と話している。そして、「先のことを考えるのは好きではない。いまは12月9日に焦点を合わせている。家族のため、自分のために戦う」と意気込みを口にしている。オッズは9対2でロマチェンコ有利が続いている。

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