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[ニュース]2017.8.11

村田諒太が悲鳴、地獄の成田合宿

 10月22日(日)の東京・両国国技館でWBA(世界ボクシング協会)ミドル級王者アッサン・エンダム(33=仏)とのダイレクトリマッチが決まった村田諒太(31=帝拳)が、ジムメイトで元世界2階級制覇王者の粟生隆寛(33)と7日から14日まで1週間のスケジュールで、千葉・成田ゴルフ倶楽部で強化合宿を行っている。
二人を追い込むのは中村トレーナー
 キャンプは中村正彦フィジカルトレーナー指導の下、朝5時からの10km走に始まり、午前はシャドー、コース内でのランが中心。午後は夕方から心肺機能を高めるインターバル系のメニューが組まれ、11日に練習を公開した村田はハードなトレーニングに悲鳴を上げた。
とにかく走りこむ
 村田いわく、前回の世界戦前の沖縄合宿と練習内容に大差はないが、アップダウンの激しいゴルフコースだけにキツさは倍増。「かなりハードで気持ちが折れそうになる。でもこれを終えればひとつの自信になる。スパーリングに入る前に、しっかりとベースを作っておきたい」とコメント。先輩の粟生からはハッパをかけられもするが、競えることがありがたいとも話した。
肩回りの強化にキャッチボールも取り入れた
 村田とともに精力的に汗を流した粟生もまた、08年10月に無敗のまま挑んだWBC世界フェザー級王者オスカー・ラリオス(メキシコ)との初の世界で4回にダウンを奪うも僅差の判定負けを喫し、5ヶ月後の直接再戦で王座を獲得した過去がある。自身との共通点が多い先輩と寝食をともにしながら練習ができることは、村田にとって大きくプラスに働いているようだ。
キャンプ後はいよいよ実戦練習
 ただし、前回のエンダム戦で世界に通用することを示した村田には、今度は勝利を前提にしたプレッシャーが重くのしかかる。それは本人も自覚するところで、「メンタルの作り方は重要な課題」と肝に据えた。キャンプ後は前回の試合映像をくまなくチェックし、必勝パターンを模索する。
粟生と刺激しあってキャンプを乗り切る

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