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[前日計量]2017.8.9

小原佳太「明日は世界へ向けての再スタート」

 2度目の世界挑戦を目指す小原佳太(30=三迫)が、明日10日の後楽園ホールで5位ナロン・ブーンチャン(34=タイ)を迎え、WBOアジアパシフィック・ウェルター級王座決定戦に挑む。この前日計量が9日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われた。なお、JBCは8月1日からWBOアジアパシフィックを正式承認し、この試合が承認後初のタイトル戦となる。
明日は焦らずチャンスをものにする
 小原は昨年9月、ロシア・モスクワでIBF世界スーパーライト級王座に挑んだが、エドゥアルド・トロヤノフスキー(露)に2回TKOで敗退。今年4月にウェルター級で再起をはたし今回、この階級で日本、東洋太平洋に続く3本目のベルト獲得を目指す。
 200gアンダーの66.4sで計量をクリアした小原は、小柄ながらもがっちりとした体格のタイ人を見て、「パワーとスピードがありそう。打ち終わりも速く返してくるので注意したい」と警戒し、前半は相手の出方を探りつつ、焦らずチャンスを待つと試合をイメージ。その上で「倒して勝ちます。世界へ向け、この階級での新たなスタートを切りたい」と自信いっぱいに抱負を語った。
66.2kgで秤を降りたナロン
 対するナロンは、戦績28戦26勝(21KO)2敗を誇るハードパンチャーで、過去にWBCインターナショナル・ライト級王座ほか地域王座を獲得したことのある実力者。11年から16年まで4半のブランクがあるが、現在3連続KO中と勢いを取り戻している。ムエタイでも鳴らすナロンは、「ベストの状態で日本に来た。明日は長い試合にはならないよ。なぜなら僕がKOで勝つから」と意気込んだ。

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