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[試合後会見]2017.7.29

久我勇作と田村亮一、死闘を制したのは?

 観客動員数1800人と超満員に膨れ上がった29日の後楽園ホール。「DANGAN190」のメインイベントで行われた日本スーパーバンタム級タイトルマッチ、王者の久我勇作(26=ワタナベ)対同級5位の田村亮一(29=JBスポーツ)は予想通りの大激戦となった。国内屈指の好カードとして注目された一戦を制したのは――。
タフなファイトを勝ち抜いた
 初回は田村がジャブを出して上体を柔らかくするのに対し、久我は様子見となったが、2回になると一転。田村がボディを叩けば久我も応戦し右フックから回転力のある連打でダメージを与えた。その後も久我が右フックからの猛攻で優位に進めた。しかし、田村も表情を変えず前に出るとボディ連打で対抗した。前半終了時の公開採点は49-46、49-47、50-45でいずれもチャンピオンが優勢。ポイントで劣勢の田村は左ボディからの右で効かせるが、久我も右アッパーを返しペースを譲らなかった。2人の壮絶な打撃戦にホールの観客から大声援が送られ続けた。終盤は田村が連打で襲い掛かれば、久我も一歩も引かず真っ向から迎え撃ち、試合終了のゴングを聞いた。前半の貯金を守った久我が2〜3ポイント差をつけて初防衛に成功した。
体力的にも精神的にも疲れた
 2ラウンドに右拳を痛めたという久我は患部を冷やしながらの会見となった。「ストレート系が怖くて打ちにくかった。試合中に拳を痛めたのは初めてのことなので良い経験になった。相手は頭が低くてテクニックがあり戦いにくかった。ベルトを守れたことより田村選手に勝てたことにホッとしている」と安堵の表情を見せた。
 この日の夕方、ジムの先輩である前WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志が引退を発表したが「内山さんが引退して驚いた。田口さんと京口が世界チャンピオンだが、自分も続いていきたい。これからも盛り上がる相手とやっていきたい」と抱負を語った。
後半で追い上げようと思ったが…
 一方、尻上がりに調子を上げ久我を苦しめた田村は「前半は2ポイント差くらいで負けていると思った。相手は効いていると思ったが自分もそこまで攻めることができなかった。今まで戦ってきた選手の中でもパンチはあったがダウンはしなかった。とにかく悔しい」と唇を噛んだ。移籍初戦がタイトル戦となった田村は「山田さん(山田武士トレーナー)やジムに勝って恩返しがしたかった」というと涙でタオルを濡らした。しかし、「久我選手を相手に判定までできたのは、負けはしたが自信にもなった。次のチャンスで誰がチャンピオンかはわからないが、今度は絶対に獲る」と早くも再起を誓った。 
石本康隆(帝拳)
 この試合を観戦した前日本同級王者で現在は2位にランクされている石本康隆(35=帝拳)は「素直に良い試合だった。これぞ後楽園ホールで行われるタイトル戦だと思った。田村選手のタフさに驚かされた。ポイント的にはもっと競っているかなと思ったが、久我選手の方がビッグパンチを当てていた。ちょっとした技術の差があり、パワーもあったので久我選手の方がジャッジにアピールできたのではないか。試合を見に来てよかった」と感想を口にした。
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