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[公開練習]2017.5.15

ベールを脱いだ村田諒太の対戦者

 20日(土)東京・有明コロシアムで村田諒太(31=帝拳)とのWBA(世界ボクシング協会)ミドル級王座決定戦に挑む同級1位のアッサン・エンダム(33=カメルーン/仏)が15日、都内のジムで練習を公開した。
 元WBA世界ヘビー級王者ルスラン・チャガエフ(ウズベキスタン/独)、4階級制覇のミゲール・コット(プエルトリコ)、WBA世界スーパーバンタム級王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ/米)と、3人の世界王者を指導したペドロ・ディアス氏(キューバ)が専属トレーナーとしてミットを持ち、独特なトレーニング方で詰めかけた報道陣に仕上がりの良さをアピールした。
60人近い報道陣が詰めかけた
 37戦35勝(21KO)2敗のトップコンテンダーは、練習前の会見でコンディションは良いと語ると、2夜連続の世界戦ビッグイベントをパーティーと表現。これに自分も乗っていきたいと笑顔を見せた。
村田はしっかり準備した方がいい
 村田については「グレートなボクサー。とても厳しい相手だと思う」と評価しつつも、「様々な経験を積んできた私にプレッシャーはない。むしろ自分の強さを証明しなければならない村田にプレッシャーがあるのでは」と村田を案じた。続けてスパーリングパートナーに関しても「村田が私と同等のパートナーを見つけられたとは思えない。逆に私は素晴らしいパートナーに恵まれた」。「記者の皆さんは私が何度も倒れていることを気にしていると思うが、私が本当に倒れる時は死ぬ時。村田の試合でも例え倒れても必ず立ち上がる。私はすべてを兼ね備えたコンプリートボクサー。村田も素晴らしい相手と戦ってきたかもしれないが、今度相手にするのはアッサン・エンダムだ!しっかり準備をしてきた方がいい」と自信を示した。
ディアス氏も仕上がりに自信
 練習では、入念なウォーミングアップに始まり、言葉が通じないディアストレーナーと事前に用意したメモを見ながらシステム化されたメニューをこなした。中でもミット打ちは1分動いて1分休むという変則ラウンドを10数ラウンド行い、鋭角的な左右のフック、アッパーなどを打ち込み能力の高さを感じさせた。
様々なメニューをこなした
 練習を偵察した村田を指導する田中繊大トレーナーは終了後、「練習は想定内だったが、パンチの角度、動きなど村田に対して有効と思っているであろうものだった。注意しようと思っていたパンチはやはり注意しなければならない」と気を引き締めた。
セコンド陣も充実

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