V7に自信のブレーマー

　WBA世界ライトヘビー級レギュラー王者ユルゲン・ブレーマー(37=独)は10月1日(日本時間2日)、ドイツのノイブランデンブルクに元WBO世界ライトヘビー級王者ネイサン・クレバリー(29=英)を招いて7度目の防衛戦に臨む。28日に行われた会見でブレーマーは「勝つためにリングに上がる」と自信をみせている。

　サウスポーのブレーマーは13年12月に王座を獲得後、セルゲイ・コバレフ(露/米)やアドニス・スティーブンソン(ハイチ/カナダ)らの陰に隠れるかたちになりながらも、地味な挑戦者を相手にドイツで6度の防衛を重ねてきた。今回のクレバリーは過去の6人と比べて最も名の知れた挑戦者といってもいいだろう。「この試合は私にとって特別なもの。長いこと彼との試合を望んでいたんだ。リングに上がればひとつのこと、なにがあろうと勝つことだけを考えて戦う」と決意を口にした。50戦48勝(35KO)2敗。一方、3年前にコバレフに王座を追われたクレバリーは、いったんはクルーザー級に転向したが再びライトヘビー級に戻って返り咲きを狙う。「5年もかかって、ついて試合が実現することになった。彼は37歳になり落日が近づいているが、私はピークの29歳だ。絶対にベルトを持ち帰るよ」と、こちらも鼻息が荒い。32戦29勝(15KO)3敗。英国勢は9月にふたつの世界王座を失ったが、クレバリーが戴冠者を13人に戻すことができるか注目される。オッズは15対8でブレーマー有利と出ている。