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[前日計量]2016.2.5

やらない後悔はしたくない

 6日のダイナミックグローブで2年9ヶ月ぶりに現役復帰する元日本・OPBF東洋太平洋Sライト級、ウェルター級王者の佐々木基樹(40=帝拳)が、Sライト級8回戦で対戦する宮崎辰也(31=マナベ)と前日計量に臨み、佐々木がリミットを400g下回る63.1kg、宮崎が63.4kgでパス。計量後の撮影では宮崎が挑発をしかけ、佐々木が苦笑する場面があった。
経験を活かし調整は万全
 佐々木は40歳にして現役復帰した理由について「選手とマスボクシングをしても動けるし、昨年の日本ライト級王座戦を見て単純に勝てると思った。やらなかった後悔はしたくない」と話し、目標は2階級制覇となるライト級での日本タイトルと公言した。ただし、どこまで出来るかは自身も未知数。「現役の頃より強くなったと言うつもりはないが、やっぱり落ちたなと言われるようでは意味がない。あれ、まだイケるじゃんてところぐらいは見せたい。結果がすべての世界だが、あのリングにまた戻れることが嬉しい」と復帰への思いを明かした。また、計量後の宮崎の先制攻撃については「僕からしたらまだまだ若者。必至に大きく見せようとする姿がかわいい」と大人の対応。宮崎のパンチ力は十分に警戒したが、「このあたりのノーランカーに負けているようじゃ意味がない。しっかりと試しながらベストを尽くす」と闘志を燃やした。3年近く実戦から遠ざかっていた佐々木が、どんな結果を残すのか注目したい。
こちらもコンディションはバッチリ
 一方、31歳の宮崎は俺が引導を渡してやるといった口ぶりで「先月9日にオファーがきて即答した。自信があるから復帰したんでしょうが、こっちも噛ませになるつもりはない。面倒くさいから早く倒して帰りますよ」と意気込んだ。

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