有川「勇気を持って臨む」

　アンダーカード7試合中、4試合が序盤でのKO決着となった3日のアンタッチャブルファイト23(後楽園ホール)。メインには11月2日の「最強後楽園ミリオンマッチ」にエントリーしている日本ウェルター級4位の有川稔男(30=川島)が登場し、KO続きの興行をしっかりと締めくくった。

　初来日のペットマハーラート・イミネントエアー(18=タイ/7勝3KO3敗1分)を迎えた有川は、ジャブを散らし試合を組み立てると2分過ぎに左ボディを突き刺し初回KO! 11月の次戦に向け弾みをつけた。

　試合後、「最強後楽園ミリオンマッチ」で対戦する元日本・東洋太平洋ウェルター級王者の渡部あきのり(野口)について有川は、「遠い距離から一気に飛び込んでくる選手」と話し、「挑戦者のつもりでいる。積極的に勇気を持って挑みたい」と意気込んだ。次戦までの3ヶ月間、有川にとってはこれまで以上に貴重な時間となる。