瞬間最高視聴率21.7%

　世界最速で世界三階級制覇を達成したWBA世界フライ級王者、井岡一翔が23日、大阪市内の井岡ジムで一夜明け会見を開いた。現在は西日本ボクシング協会の会長を務める一翔の叔父で、世界三階級制覇に4度挑戦した井岡弘樹会長と合わせると井岡家6度目の挑戦で夢を叶えた。

　昨夜TBS/MBSで放送されたダブル世界戦は、瞬間最高視聴率(一翔の試合直後)も関東19.4%、関西21.7%。一年ぶりの世界戦となった一翔だが根強い人気の高さを証明した。

　世界三階級制覇王者は「自分一人で獲ったわけじゃないし、色々な人に感謝の気持ちでいっぱいです。勝因は左のリードジャブがあたって右からのコンビネーションが入っていたことですね。昨日は2時半くらいに帰宅して本当にホッとして寝ました。人生で(休まるのは)この瞬間しかないんでね。少しゆっくりして、休んだら休んだだけ体はなまるから、練習は苦ではないので、早めに次に向かって練習していこうと思います」と早くも次に向かって気持ちを入れかえた。

　一翔の父で井岡ジムの井岡一法会長は「まあ、良かったの一言やな。次のことは昨日の今日やからまだなんにも考えてへんけど、初防衛はせなあかんやろうね」と話した。

　井岡弘樹協会長は「まあ、ホンマにようやったと思いますね。このままやっていけばええと思う。ギネス登録はTBSと相談してやろうと思っています」と嬉しい報告を終えた。