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前WBO世界スーパーミドル級王者ロバート・スティーグリッツ(33=露/独)は26日(日本時間27日)、ドイツのデッサウでセルゲイ・コーミツキー(39=ウクライナ/ベラルーシ)と対戦、10回TKO勝ちを収めた。今年3月、アルツール・アブラハム(アルメニア/独)に敗れて王座を失ったスティーグリッツは、これが再起戦だった。
コーミツキーが頭部をカット、スティーグリッツも右目上をカットして流血するという少々荒れた試合になった。それでも前王者はワンツーを主体にした攻撃で主導権を掌握していた。9回にはスリップダウンも喫したスティーグリッツだが、明白なリードを奪っていると思われた。そんななか10回の開始時にコーミツキー陣営が右グローブのテーピングに時間をかけているのをみたレフェリーは、故意に進行を妨げていると判断して試合終了を宣言、スティーグリッツの手を挙げた。再起を飾るとともにWBOインターコンチネンタル王座を獲得したスティーグリッツは51戦47勝(27KO)4敗、コーミツキーは42戦29勝(12KO)11敗2分。