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因縁の再戦となったIBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチ、王者アルへニス・メンデス(28=ドミニカ共和国/米)対1位のランセス・バルセレミ(28=キューバ/米)の12回戦は10日(日本時間10日)、米国フロリダ州マイアミで行われた。
○ランセス・バルセレミ(キューバ/米)
12回判定(3対0)
●アルへニス・メンデス(ドミニカ共和国/米)
12回判定(3対0)
●アルへニス・メンデス(ドミニカ共和国/米)
この両者は今回と同じ立場でことし1月に対戦。いったんはバルセレミの2回KO勝ちが告げられたが、フィニッシュブローがゴングだったとしてメンデス陣営が抗議。これが受け入れられ結果が無効試合に覆り、王座がメンデスに差し戻された経緯がある。即再戦となった試合はメンデス側のアイアン・マイク・プロダクションズが入札で興行権を手に入れ、この日のイベントとなった。しかし、試合は身長、リーチ、テクニックで勝るバルセレミが着々とポイントを積み重ねる展開となった。プロモーターのマイク・タイソン氏(米)も歯噛みするようなパターンが続いた。9回と10回、バルセレミがローブローで2度の減点を科される場面はあったが、メンデスはそこにつけ入ることができないまま戦いを終えた。採点は三者とも115対111で新王者誕生を支持していた。晴れて王座獲得を果たしたバルセレミは21戦20勝(12KO)1無効試合、3度目の防衛に失敗したメンデスは26戦21勝(11KO)3敗1分1無効試合。
アンダーカードにはライトヘビー級の元IBF王者ジェフ・レイシー(米)が出場したが、WBC3位のウンベルト・サビーネ(キューバ/米)に2回TKO負けを喫した。初回にダウンを喫し、2回に連打を浴びてストップされた37歳のレイシーは昨年11月に約3年ぶりに戦線復帰を果たしたが、2戦目で頓挫することになった。32戦26勝(18KO)5敗1無効試合。35歳のサビーネは14戦13勝(10KO)1敗。