海外情報 | 海外注目戦 | ランキング | TV・ネット欄 | 階級別特集 |
WBO世界ウェルター級王者マニー・パッキャオ(35=比)の次戦は11月22日、中国特別行政区マカオで行われることになっているが、その対戦相手としてWBO世界スーパーライト級王者クリス・アルジェリ(30=米)が急浮上してきた。
クリス・アルジェリ
アルジェリは6月14日にルスラン・プロボドニコフ(露)に挑戦、初回に2度のダウンを喫したものの、その後はアウトボクシングに徹して際どい判定勝ちを収めた。戦績は20戦全勝(8KO)。アルジェリの共同プロモーターを務めるジョー・デガーディア氏とアーチー・ペルーロ氏がトップランク社と近い関係にあるため、陣営は戴冠後にパッキャオとの対戦を申し入れていた。トップランク社はパッキャオとファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)の5度目の対決を最優先に下交渉を続けてきたが、マルケスには対戦の意思がないことが判明。そのためアルジェリの2代前の王者マイク・アルバラード(米)、上位ランカーのファン・カルロス・アブレグ(亜)にも声をかけているが、前者は2連敗中、後者は知名度不足ということで脱落。こうしたなかアルジェリが浮上してきたというわけだ。アルジェリは今年2月の試合では1万5000ドル(約153万円)の報酬だったが、プロボドニコフ戦では10万ドル(約1020万円)を手にしている。さらにパッキャオ戦が決まれば100万ドル(約1億200万円)が見込まれている。