海外情報 | 海外注目戦 | ランキング | TV・ネット欄 | 階級別特集 |
14日(日本時間15日)、米国ニューヨークのバークレイズ・センターで行われたWBO世界スーパーライト級タイトルマッチで、13位の挑戦者クリス・アルギエリ(30=米)を相手に防衛戦に臨んだルスラン・プロボドニコフ(30=露)が、判定に不服を唱えている。
2度のダウンから先制したが…
アルギエリ戦でプロボドニコフは初回に2度のダウンを奪ったが、その後は徹底的なアウトボクシングに出た挑戦者の前に手数が減り、2対1の判定で敗れた。しかし、ひとりのジャッジは117対109の大差でプロボドニコフの勝利を支持するなど見解が大きく分かれた試合でもあった。昨年10月に獲得した王座を8ヵ月で手放したプロボドニコフは「彼はひと晩中、走ってジャブを突くだけだったじゃないか。ランニングしていて勝てるのか? HBOテレビは9ラウンドも私に振り分けていたし(117対109)、ジャッジのひとりも同じだった。だいたい彼は目が腫れてしまい、危険な状態だった。この判定はフェアじゃない」と不満を隠そうとはしなかった。
なお、この試合でプロボドニコフが得た報酬は75万ドル(約7650万円)だった。11月にマニー・パッキャオ(比)と対戦すれば500万ドル(約5億1000万円)の報酬が見込まれただけに、あらゆる意味で痛い敗北だった。ちなみにアルギエリの報酬は10万ドル(約1020万円)、セミのデメトリアス・アンドレイド(米)は20万ドル(約2040万円)、ブライアン・ローズ(英)は10万ドルだった。