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WBO世界ウェルター級王者マニー・パッキャオ(35=比)のプロモートを担当するトップランク社のボブ・アラム・プロモーターは、パッキャオと宿敵ファン・マヌエル・マルケス(40=メキシコ)の5度目の対決を11月に中国特別行政区マカオで開催したい意向を持っている。しかし、マルケスは「いまは何も決められない」と態度を保留している。
ファン•マヌエル•マルケス
マルケスは17日(日本時間18日)、米国カリフォルニア州イングルウッドのフォーラムで行われたWBO世界ウェルター級挑戦者決定戦でマイク・アルバラード(米)に12回判定勝ちを収めたばかり。試合後、アラム氏は「11月、マカオ」のプランを明かしたが、当のマルケスは当惑している様子だ。「まずは3ヵ月半も離れ離れになっていた家族と一緒に休みたい。パッキャオとの5度目の対戦をやるかどうか決めるためには時間が必要」との考えを示し、「難しい選択を迫られることになりそうだが、とにかくいまは決められない」と話している。しかし、5階級制覇が目標であることに変わりはなく、そうなると必然的に選択肢は限られてくる。アラム氏のプランはそれを見越してのものと思われる。なお、17日の試合の報酬はマルケスが140万ドル(約1億4280万円)、アルバラードが65万ドル(約6630万円)と報じられている。