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ウェルター級王座統一戦、WBC王者フロイド・メイウェザー(37=米)対WBA王者マルコス・マイダナ(30=亜)の試合まで、あと2日――米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで行われるイベントを前に1日、アンダーカードに出場する選手たちが会見に臨んだ。
カーンvsコラーゾ
前日にはメインカードのメイウェザーとマイダナが会見に臨んだが、この日もそれに勝るとも劣らぬ数のメディアが集まった。前座もそれほどに注目されているということの証左といえよう。セミファイナルのWBCインターナショナル・ウェルター級戦、およびWBC同級シルバー王座決定戦に出場するアミール・カーン(英)は、これが約1年ぶりの実戦となる。「試合は1年ぶりだが、この8ヵ月間はジムでトレーニングを積んできた。食べ過ぎたわけではなく、階級を上げるためのトレーニングをしてきたんだ」と言葉に力を込めた。相手のルイス・コラーゾ(米)は元王者で、この1月にはビクター・オルティス(米)を右フック一発で屠っている。「ウェルター級へようこそ。ゴングが鳴ったら俺のことしか目に入らなくなるぞ」と、メイウェザーへの挑戦を計画しているカーンに警告の言葉を贈った。
ブロナーvsモリーナ
メインの2試合前には「メイウェザーの後継者」と目される前WBA世界ウェルター級王者のエイドリアン・ブローナー(米)が登場する。5ヵ月前、2度のダウンを喫してマイダナに敗れているブローナーは「神に感謝します…」と、まずは殊勝なコメントで会見をスタート。しかし、その矢先に「1度負けたからといって心を入れ替えたのかと思ったら大間違いさ。今回は相手を破壊するために来たんだ。カルロス・モリナ? そんな相手をぶつけるなんて俺に失礼じゃないか。彼は過去最高額の報酬をもらうらしいが、俺にボコボコにされるよ」と、まくしたて記者の笑いを誘った。これに対しモリナは「この戦いにすべてをかけている。打ち合うので楽しみにしていてほしい」と短く返しただけだった。