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メキシコの人気者同士、WBC世界フェザー級王者ジョニー・ゴンサレス(32)と6階級制覇を狙うホルヘ・アルセ(34)の対決は、実現するとしたら9月になるとみられている。
ホルヘ・アルセ
1年前には考えもしなかったカードだが、アルセが昨年秋に戦線復帰を果たし「フェザー級で6個目の王座を狙う」と宣言したことで急に現実味を帯びてきた。しきりに仕掛けているのは口が達者なアルセだが、両者間には乗り越えなくてはならないビジネスの壁がある。ゴンサレスを要するプエブロ・プロモーションズはテレビサと契約しており、スポンサーにはコロナビールがついている。一方のアルセはサンファー・プロモーションズと組んでおり、TVアステカとビール会社テカーテが後方支援している。ゴンサレス側は「こちらが王者なのだから、条件をのんでもらうことになる」と話しており、主導権を渡すつもりはさらさらなさそうだ。こうしたなか関係者は「実現するとしたら9月の独立記念日(今年は13日が土曜日)が有力」とみている。その前にゴンサレスは5月24日、アカプルコでクライブ・アトウェル(ガイアナ)を相手に初防衛戦を予定しており、まずはこれをクリアすることが大前提となる。