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モルティ・ムサレーン(31=南ア)がこのほど、同級7位アムナット・ルエンロン(34=タイ)との指名防衛戦を前にIBF世界フライ級王座を返上した。空位となった王座の決定戦は22日、アムナットと5位のロッキー・フェンテス(27=比)の組み合わせでタイのナコンラチャシーマで開催される。
ムサレーンは09年11月にIBF王座を獲得したが、その後は試合に恵まれず4年間に4度の防衛をこなすに留まった。12年9月からは実戦から遠ざかっていた。アムナットとの指名試合は興行権入札に持ち込まれたが、落札額(両者の報酬合計金額)はわずか1万5000ドル(約157万5000円)だった。税金やマネージメント料などを差し引いたムサレーンの最終受け取り額は5500ドル(約57万7500円)ほどだったというから同情したくもなる。今回の王座返上には低報酬に対する抗議の意味が込められていそうだ。
アムナット対フェンテスの王座決定戦は、こうした経緯で行われるわけだ。アムナットは08年の北京五輪に出場経験を持つ34歳で、プロ転向は12年5月のこと。戦績は11戦全勝(5KO)。日本にも馴染みのフェンテスは43戦35勝(20KO)6敗2分。
アムナット対フェンテスの王座決定戦は、こうした経緯で行われるわけだ。アムナットは08年の北京五輪に出場経験を持つ34歳で、プロ転向は12年5月のこと。戦績は11戦全勝(5KO)。日本にも馴染みのフェンテスは43戦35勝(20KO)6敗2分。