海外情報 | 海外注目戦 | ランキング | TV・ネット欄 | 階級別特集 |
25日(日本時間26日)、米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)のサブ・アリーナ、通称シアターで拳を交えるWBO世界スーパーフェザー級王者ミゲール・ガルシア(26=米)と、挑戦者のファン・カルロス・ブルゴス(26=メキシコ)が試合に向けた意気込みを口にしている。
(左から)ミゲール、エドゥアルド、ロベルト
イチゴの名産地として知られるカリフォルニア州オックスナードで父親エドゥアルドや12歳上の兄ロベルト・ガルシアの指導を受けているガルシアは、「また東海岸で試合をすることができるので楽しみにしている。ニューヨークには本物のボクシングファンがたくさんいるからね」と話している。ガルシアは1年前、同じMSGのシアターでWBOのフェザー級王座をオルランド・サリド(メキシコ)から奪っており、MSGで試合をするのはこれが3度目となる。33戦全勝(28KO)。
ファン•カルロス•ブルゴス
一方、挑戦者のブルゴスはガルシア対サリドと同じイベントでローマン・マルチネス(プエルトリコ)のWBO世界スーパーフェザー級王座に挑戦したが、惜しくも引き分けに終わっている。ちなみにガルシアは昨年11月、そのマルチネスを8回KOで下して2階級制覇を成し遂げている。「再びMSGで戦えることを光栄に思う。しかもガルシアのような強い王者と拳を交えることができるので試合を楽しみにしている」とブルゴスは殊勝に話している。戦績は33戦30勝(20KO)1敗2分。オッズは10対1でガルシア有利と出ている。
内山高志と三浦隆司
スーパーフェザー級は昨年11月にガルシアがWBO王座につき、大晦日には内山高志(ワタナベ)と三浦隆司(帝拳)がWBAとWBCの王座をそれぞれ防衛。その3日後の今年1月3日にはランセス・バルセレミ(キューバ/米)がアルへニス・メンデス(ドミニカ共和国/米)に2回KO勝ちを収めてIBF王座を奪っている。そして来週末のガルシアの初防衛戦と続く。風雲急を告げるスーパーフェザー級トップ戦線。ガルシアが王座を守るのか、それともブルゴスが番狂わせを起こして割り込んでくるのか。25日のMSGに注目だ。