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マイク・アルバラード(33=米)対ルスラン・プロボドニコフ(29=露/米)のWBO世界スーパーライト級タイトルマッチ12回戦が19日(日本時間20日)、米国コロラド州デンバーで行われた。激闘型同士の注目の一戦、どちらに軍配が挙がったのか。
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○ルスラン・プロボドニコフ(露/米)
10回終了TKO
●マイク・アルバラード(米)
アルバラードの地元デンバーのファーストバンク・センターでの試合ということもあり、会場は7000人超の満員札止となった。試合は挑戦者の果敢な攻撃で始まった。猪首と分厚い上体のプロボドニコフが前に出て攻め、アルバラードを後退させる。しかし、「必ずしも打ち合うとは限らない」と戦前に公言していた王者は、2回から足と左ジャブをつかいながら挑戦者をコントロールし、いったんは流れを引き戻した。
ところがプロボドニコフは簡単には引き下がらなかった。4回から圧力を強め、再びアルバラードを乱戦に引きずり込んだ。前日の計量後のリバウンドを約3.7キロに抑えたプロボドニコフは、好調そのもの。対するアルバラードは過酷な減量後に17ポンド(約7.7キロ)も増量したためか、動きに精彩を欠いた。7回、プロボドニコフは右目上に裂傷を負ったが、アルバラードも右目付近が腫れ始めていった。迎えた8回、大きな山場が訪れる。プロボドニコフが2度のダウンを奪ったのだ。手負いの王者も打ち返したが、大きく傾いた流れを変えることはできなかった。10回にも窮地に陥ったアルバラードは、次のラウンドを前に勝負を諦めた。
10回終了TKO
●マイク・アルバラード(米)
アルバラードの地元デンバーのファーストバンク・センターでの試合ということもあり、会場は7000人超の満員札止となった。試合は挑戦者の果敢な攻撃で始まった。猪首と分厚い上体のプロボドニコフが前に出て攻め、アルバラードを後退させる。しかし、「必ずしも打ち合うとは限らない」と戦前に公言していた王者は、2回から足と左ジャブをつかいながら挑戦者をコントロールし、いったんは流れを引き戻した。
ところがプロボドニコフは簡単には引き下がらなかった。4回から圧力を強め、再びアルバラードを乱戦に引きずり込んだ。前日の計量後のリバウンドを約3.7キロに抑えたプロボドニコフは、好調そのもの。対するアルバラードは過酷な減量後に17ポンド(約7.7キロ)も増量したためか、動きに精彩を欠いた。7回、プロボドニコフは右目上に裂傷を負ったが、アルバラードも右目付近が腫れ始めていった。迎えた8回、大きな山場が訪れる。プロボドニコフが2度のダウンを奪ったのだ。手負いの王者も打ち返したが、大きく傾いた流れを変えることはできなかった。10回にも窮地に陥ったアルバラードは、次のラウンドを前に勝負を諦めた。
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今年3月のティモシー・ブラッドリー(米)戦ではダウンを奪いながら惜敗したプロボドニコフは、2度目の挑戦で大願を成就。戦績を25戦23勝(16KO)2敗に伸ばした。一方、同じく3月に暫定王座を獲得したアルバラードは、この初防衛戦を前に正王者に昇格したばかりだった。36戦34勝(23KO)2敗。
前座には元世界ライト級王者ファン・ディアス(30=米)が出場。ファン・サンティアゴ(28=米)に97対93、99対91、100対90の判定勝ちを収めた。今年4月、約3年ぶりに戦線復帰したディアスは、これで3連勝(2KO)。通算戦績を42戦38勝(19KO)4敗に伸ばした。サンティアゴは26戦14勝(8KO)11敗1分。これで最近の10戦は2勝8敗となった。
前座には元世界ライト級王者ファン・ディアス(30=米)が出場。ファン・サンティアゴ(28=米)に97対93、99対91、100対90の判定勝ちを収めた。今年4月、約3年ぶりに戦線復帰したディアスは、これで3連勝(2KO)。通算戦績を42戦38勝(19KO)4敗に伸ばした。サンティアゴは26戦14勝(8KO)11敗1分。これで最近の10戦は2勝8敗となった。