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前WBO世界スーパーミドル級王者アルツール・アブラハム(33=アルメニア/独)は24日にドイツで再起戦に臨むが、この試合をクリアすれば返り咲きを狙ってロバート・スティーグリッツ(32=独)に挑む可能性が高くなった。
アブラハムは24日にドイツのシュウェリンで、WBO7位のウィルビフォース・シヘポ(30=ナミビア)と対戦することになっている。試合はWBOインターコンチネンタル・スーパーミドル級王座決定戦として行われる。王者のスティーグリッツは13日に清田祐三(フラッシュ赤羽)の挑戦を10回負傷判定で退けたばかり。本来ならば次は1位のジョージ・グローブス(英)との指名試合になるところだが、グローブスがWBA&IBF王者カール・フロッチ(英)への挑戦を希望しているため見送りに。前IBF王者で現WBO2位のルシアン・ビュテ(ルーマニア/カナダ)は療養中。3位のジェームス・デゲール(英)はプロモート関連のトラブル中と、いずれも挑戦できる状況ではない。そこで現4位のアブラハムにチャンスが回ってくる可能性が高いというわけだ。スティーグリッツは昨夏にアブラハムに判定負けを喫して王座を失ったが、今年3月の再戦では4回TKO勝ちで王座を奪還している。