WBAのSL級戦

　WBA世界スーパーライト級王者カビブ・アラクベルディエフ(30=露)の初防衛戦が13日(日本時間14日)、元王者ソーレイマヌ・ムバーヤ(38=仏)を相手にモナコのモンテカルロで行われた。

　昨年11月、ホアン・グスマン(ドミニカ共和国)との決定戦を制して王座を獲得したアラクベルディエフは、これが約8ヵ月ぶりの実戦。ブランクが気がかりだったが、2Rにダウンを奪って流れに乗った。サウスポーの王者はさらに8Rにもダウンを奪い勝負を決定づけた。迎えた11R、アラクベルディエフが連打を浴びせるとムバーヤはグロッギー状態に陥り、そこでレフェリー割って入った。初防衛に成功したアラクベルディエフは19戦全勝(9KO)。返り咲きを阻止されたムバーヤは46戦40勝(22KO)5敗1分。
　この日は「スーパー4」と銘打たれたイベントの決勝が行われ、エドウィン・ロドリゲス(28=ドミニカ共和国)がデニス・グラチェフ(30=露/米)に1R2分50秒TKO勝ちを収めている。172ポンドの契約体重で行われた世界ランカー対決だったが、2度のダウンを奪ったロドリゲスの圧勝だった。60万ドル(約6000万円)の優勝賞金を獲得したロドリゲスは24戦全勝(16KO)。8ヵ月前にルシアン・ビュテ(ルーマニア/カナダ)に善戦しているグラチェフは16戦13勝(8KO)2敗1分。