海外情報 | 海外注目戦 | ランキング | TV・ネット欄 | 階級別特集 |
ヘビー級のWBA内王座統一戦、“スーパー王者”ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)対“レギュラー王者”アレクサンデル・ポベトキン(露)の試合は、8月31日を期限と定めて交渉中が進んでいる。
もともとこのカードは過去にクリチコにポベトキンが挑むかたちで交渉が持たれ、決定あるいは内定後にポベトキン側がキャンセルしてきた経緯がある。近年、ポベトキンがレギュラー王者になったことでWBAが両者の団体内統一戦指令を出すこととなった。最近はポベトキン側が積極的にクリチコに対戦を迫っており、WBAも一時は2月を交渉期限としていたが、両陣営の合意で日程が延びていた。こうしたなかクリチコが5月4日にフランチェスコ・ピアネッタ(イタリア)との防衛戦を挙行することが決定。WBAと両陣営は8月31日を期限として対戦を了承しているが、報酬の分配比率がネックになっている。WBAルールに基づくとクリチコ75パーセント、ポベトキン25パーセントだが、クリチコ側は85-15の分配を主張しているのだ。どんなかたちで妥協点を見出すのか、今後の交渉が注目される。戦績はクリチコが62戦59勝(50KO)3敗。ポベトキンは25戦全勝(17KO)。