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今秋にAIBA(国際ボクシング協会)が開幕するプロボクシング組織『AIBAプロボクシング(APB)』へ、ブラジルの誇る実力派兄弟、エスキバ・フロレンティーノ・ファルカンとヤマグチ・フロレンティーノ・ファルカンも、昨年末(12月14日)に契約を交わした。ファルカン兄弟は、ロンドン五輪で、兄弟そろってメダルを獲得。特にエスキバは、日本の村田諒太(東洋大・職)を、あわやのところまで追い込んだことで、日本でも知られている。
昨年のロンドン五輪。22才(当時)の天才サウスポー、エスキバは、地元イギリス期待のアンソニー・オゴゴに快勝し、75kg級の決勝へ駒を進めた。ブラジル・ボクシング史上初となった五輪決勝では、前年の世界選手権で、圧倒的な経験差を見せつけた村田諒太との再戦。しかし、ここでは13対14と僅差どころか、エスキバが一方的なラッシュで試合を終わらせる大善戦だった。最終回に反則で受けた2ポイントの減点がなければ、エスキバは金メダルを手にしていたことになる。村田はエスキバについて「初めて戦ったときから、“ダイヤの原石”を思わせる才能を感じた。2回目で接戦になるのも覚悟をしていたし、次は負ける可能性もある」と、その才能を高く評価している。
24才の兄ヤマグチは、1階級上の81kg級で同五輪に出場。準決勝で優勝するイゴール・メコンツェフ(ロシア)に敗れ、銅メダルを獲得した。名前については、父が親しかった亡き日系人から取ったもので、日本人との混血ではないとのこと。
24才の兄ヤマグチは、1階級上の81kg級で同五輪に出場。準決勝で優勝するイゴール・メコンツェフ(ロシア)に敗れ、銅メダルを獲得した。名前については、父が親しかった亡き日系人から取ったもので、日本人との混血ではないとのこと。