海外情報 | 海外注目戦 | ランキング | TV・ネット欄 | 階級別特集 |
7月14日(日本時間15日)米国ネバダ州ラスベガスのマンダレイベイ・ホテル&カジノで行われる、WBA・WBC世界スーパーライト級王座統一戦アミール・カーン(英)対ダニー・ガルシア(米)の試合前の最終共同会見が行われた。
オスカー・デラ・ホーヤ
元6階級制覇王者でゴールデンボーイ・プロモーションズ代表のオスカー・デラ・ホーヤ氏の進行で、前座に出場する選手を一人ずつ紹介して始まった共同会見。
アンヘル・ガルシア氏
メインイベントのカーン対ガルシアの関係者紹介に移ると、まずはガルシアの父でトレーナーをつとめるアンヘル・ガルシア氏が壇上に上がった。「私はダニーに、“楽をしては何も得れない”と教えて育ててきた。今まで、かませ犬扱いされても勝って、いまだ無敗(23勝)を守っている。今回の試合もカーンが有利と言われているが、そんなことは気にしていないし勝利を確信している。ダニーはラテン系を代表して戦う。ラティーノ万歳!」と興奮して会場内からは失笑を受けていた。
ダニー・ガルシア
父の発言を受けて、息子のダニー・ガルシアが壇上に上がると「父は過去に大口を23回叩いてきた。そのたびに俺は父の発言が正しかったことを証明するためにバックアップしてきた。今回も父の発言が正しかったことを拳で証明して、土曜日に統一王者になってみせる」と父親との絆の強さをみせた。
アミール・カーン
ガルシア陣営の発言が終わるとアミール・カーンは「試合前の会見でこんなことを言ったことはないが、土曜日はダニー・ガルシアをKOすることを約束するよ。彼らが何を言ってもかまわないが、必ずKOする!」とKO決着を宣言した。また、この試合が決定した当初にアンヘル・ガルシア氏がパキスタン系イギリス人のカーンに対して、「パキスタン人がボクシングをしているのを見たことがない」などと差別的な発言したことに対してもカーンは「土曜日にパキスタン系イギリス人が自分の息子をKOするところを目の前で目撃することになる。そして試合後会見でKOされ、ベルトを失った親子の顔が早く見たい」と反撃した。
会見終了後の写真撮影では両者がにらみ合い、一触即発の状態に。関係者が止めに入る場面もあった。
会見終了後の写真撮影では両者がにらみ合い、一触即発の状態に。関係者が止めに入る場面もあった。
拡大写真