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マニー・パッキャオ(比)対ティモシー・ブラッドリー(米)のWBO世界ウェルター級タイトルマッチ(9日、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナ)の前座ではマイク・ジョーンズ(米)対ランドール・ベイリー(米)のIBF世界ウェルター級王座決定戦が行われた。
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序盤に強打のベイリーがプレッシャーをかけたこともあってか、ジョーンズは警戒の色を強めて攻め手を探しあぐねている様子だった。スタミナと耐久力に問題のあるベイリーも終盤を意識してか手数が少なく、どちらもペースを奪うには至らない。
ジョーンズが轟沈
試合が大きく動いたのは9回のこと。手数を増したジョーンズが右クロスを合わせて左ボディブローもフォロー。元スーパーライト級王者の動きを鈍らせたのだ。
ベイリーが王座獲得
10回にもチャンスをつかんだジョーンズだったが、その直後、ベイリーが右ストレートをクリーンヒット、ダウンを奪った。この一撃で戦況は逆転。続く11回、攻勢を強めて出てきたジョーンズの顎にベイリーが右アッパーを突き上げると、無敗のホープは背中から激しくキャンバスに叩きつけられた。この一撃で甚大なダメージを受けたジョーンズは試合を続けることができなかった。
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ベイリーは10年ぶりにベルトを獲得、リング上で感激の涙を流していた。ジョーンズは27戦目で初黒星(26勝19KO1敗)。勝ってスター戦線参入を狙っていたが、ご破算となった。